2023.2月の王様のブランチ「BOOK」ランキングは以下のようになっていました。
2023.2.25王様のブランチ「BOOK」ランキング
本日紹介されていた吉川トリコさんの『あわのまにまに』という作品ですが、逆クロニクル・サスペンスと言われているそうです。
クロニクルとは年代記や編年史を意味する英語だそうですから、逆クロニクルとは年代をさかのぼるという意味でしょうか
そして内容はサスペンスですね。
それもちょっと変わった“家族の秘密”がサスペンス調で明かされていくという。
なるほど目次を見れば何となくわかりますね。
世相をえぐり取る全６章
１ 二〇二九年のごみ屋敷
２ 二〇一九年のクルーズ船
３ 二〇〇九年のロシアンルーレット
４ 一九九九年の海の家
５ 一九八九年のお葬式
６ 一九七九年の子どもたち
この時点で既に面白そうです。
ということでランキングです。
1.黄色い家 川上未映子
2.君のクイズ 小川哲
3.菊地姫奈写真集『moment』
4.方舟 夕木春央
5.爆弾 呉勝浩
6.＃真相をお話しします 結城真一郎
7.好きになってしまいました。 三浦しをん
8.真珠とダイヤモンド 下 桐野夏生
9.ＳＦが読みたい！２０２３年版 ＳＦマガジン編集部
10.恥部替物語 クノタチホ
5位のこちらもおススメですよ。
著者の呉勝浩氏は江戸川乱歩賞作家ですね。
しかもこの作品、「このミステリーがすごい！ 2023年版」（宝島社）国内編と、「ミステリが読みたい！ 2023年版」のダブル受賞作品です。
面白くないはずがないって感じですね。
2023.2.18王様のブランチ「BOOK」ランキング
映画コーナーでも紹介されていた「シャイロックの子供たち」ですが、本を読んでみたいという方はこちらです。
池井戸潤氏の十八番とも言える銀行モノです。
ということでランキングです。
1.地図と拳 小川哲
2.キドナプキディング 青色サヴァンと戯言遣いの娘 西尾維新
3.おかあさんの扉12 まさかのお受験 伊藤理佐
4.メンタル強め美女白川さん４ 獅子
5.明日も一日きみを見てる 角田 光代
6.ノーマル・ピープル サリー・ルーニー著／山崎 まどか訳
7.君のいた時間 大人の流儀Special 伊集院 静
8.マダムたちのルームシェア seko koseko
9.爆弾 呉 勝浩
10.同和のドン 上田藤兵衞「人権」と「暴力」の戦後史 伊藤 博敏
紹介されてたこちらも興味深い作品です。
辻堂ゆめさん『答えは市役所3階に〜2020心の相談室〜』
コロナ禍で言いようのない不安を抱えた相談者が市役所に開設された心の相談室を訪れます。
そこで語った心のうちの嘘を臨床心理士が鮮やかに見破り、新たな道へと相談者を送り出す、そんなほのぼの系のミステリーとなっています。
2023.2.11王様のブランチ「BOOK」ランキング
少しずつ春が近付いているような気がする今日この頃ですね。
と言ってもまだ大雪の被害が出ることも予想されるそうです。
気を付けましょう。
ということでランキングです。
1.不死身のつもりの流れ星 最果タヒ
2.メンタル強め美女白川さん４ 獅子
3.名探偵のままでいて 小西マサテル
4.しろがねの葉 千早茜
5.真珠とダイヤモンド 上 桐野夏生
6.真珠とダイヤモンド 下 桐野夏生
7.覇王の轍 相場英雄
8.ものがわかるということ 養老孟司
9.地図と拳 小川哲
10.短歌ください 海の家でオセロ篇 穂村弘
ここは桐野夏生さんの「真珠とダイヤモンド」でしょう。
1986年春。二人の女が福岡の証券会社で出会った。一人は短大卒の小島佳那（かな）、もう一人は高卒の伊東水矢子（みやこ）。貧しい家庭に生まれ育った二人は、それぞれ２年後に東京に出ていく夢を温めていた。
あの「バブル」とは何だったのか。
実体なき熱狂の裏側を鋭く熱く描いています。
上下巻の長編ですね。
読み応えあります。
2023.2.4王様のブランチ「BOOK」ランキング
立春も過ぎたというのにまだまだ寒いですね。
お体ご自愛ください。
ではランキングです。
1.メンタル強め美女白川さん４ 獅子
2.おつかれ、今日の私。 ジェーン・スー
3.この世の喜びよ 井戸川射子
4.僕は珈琲 片岡義男
5.審議官—隠蔽捜査9.5— 今野敏
6.光のとこにいてね 一穂ミチ
7.変な家 雨穴
8.養老先生、再び病院へ行く 養老孟司・中川恵一
9.乃木坂46写真集 乃木撮 VOL.03
10.変な絵 雨穴
4位の「僕は珈琲」、作者は片岡義男氏ですね。
片岡義男氏と言えば「スローなブギにしてくれ」、懐かしいですね～。
あの浅野温子さんの映画初主演作でしたね。
共演は古尾谷雅人さん、おっと竹田かほりさんも出演してたような。
いかにも青春映画っていう感じでした。
南佳孝さんの主題歌も良かったんですよ。
なんとな～く気怠いような都会的なメロディでしたね。
そんな片岡義男氏が書き下ろした52篇の珈琲エッセイです。
あの都会的気怠さが味わえるかもしれません。
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