毎年、10月も後半になるとインフルエンザの季節となります。
もちろん流行時期は年によって違いますが。
ところでインフルエンザワクチンの予防接種料金が病院や診療所によってマチマチであることはご存じですか。
私は恥ずかしながらつい最近まで知らなかったので調べてみました。
インフルエンザワクチン接種料金にバラツキがある
なぜ、料金のバラツキに気が付いたかと申しますと、単純な話です。
前年とは違う病院に行って予防接種をしてもらったからです。
そりゃ驚きますよ!
ある病院では1500円。
すぐ近くの別の診療所では3000円。
この差は何でしょうか?
インフルエンザワクチン接種料金にバラツキができる訳
結論から申しますと、予防接種は「自由診療」になるから料金は病院や診療所が自由に決められるんですね。
これが「治療」なら保険点数が決まっていますから料金も同じになるんですね。
予防接種は治療ではないということです。
では、病院や診療所によって使用するワクチンが違うのでしょうか!?
これも結論から申しますと「同じ」です。
インフルエンザワクチンはその年の流行傾向をWHO等が予想してタイプを決めて製造するそうです。
インフルエンザのウィルスはご存じのようにA型、B型、C型があり、さらに数年毎に大流行する亜種としてソ連型(H1N1)、アジアかぜ(H2N2)、香港型(H3N2)などがあります。
その他にもA型の亜種だけで15種類も存在すると言われています。
それらの複雑な組合せの中から毎年流行を予想してワクチンを製造するそうです。
完成したワクチンはどこの病院、医院、診療所で接種してもらっても同じものだそうです。
ではなぜ金額が変わって来るのかというと、要は商売上の理由です。
①人件費を始めとした経費②利益③仕入れ価格を考慮して各医療機関ごとに決定しているとのことです。
予防接種を受ける医療機関の決め方
料金の安い医療機関を選ぶか、普段からの掛かり付けの医療機関を選ぶか迷うところですが、またまた結論から申しますと、どちらでも良いのではという甚だ無責任な回答になってしまいます。
インフルエンザの予防接種だけのことを考えると安い医療機関で良いような気がします。
使っているワクチンは変わらないのですから。
ワクチンの接種回数は小さな子供だと2回です。
1回目を接種して2週間後位ですね。
これに両親が1回ずつとなると1回1500円差があると大きいですね。
でも、後々のフォローを考慮すると付き合いのある医療機関でも良いかなと思ったりもします。
いずれにしても予防接種は受けておいた方が良いですね。
完全にウィルスの身体ヘの侵入は防げませんが、感染した場合に症状を軽減する効果は期待できます。
インフルエンザは周りの人に移したら大事(おおごと)です。
うがい、手洗いはもちろんのことですが、一番の予防はワクチン接種であることを改めて認識しましょうね。