過剰労働や異常なノルマ、果ては意味不明の罰金制度まで、今やアルバイト事情も厳しいものがあり、理不尽な要求に泣くに泣けないバイト生活をしている方は多いでしょう。
そんなブラックバイトを辞めるにはどうしたら良いのでしょう。
相談するにもどこへどんな相談をしたら良いのか分からない方へ情報を提供したいと思います。
ブラックバイトの問題は全国どこにでも存在する問題です。
ここでは各都道府県の労働局、労働相談窓口、全国ブラックバイトユニオンについてまとめてみます。
労働局に相談してみよう
いきなり役所に行くなんて、と思う方もいらっしゃいますよね。
お堅いイメージがある労働局や労働基準監督所ですが、案外気楽に行けるところですよ。
どうかすると
「いらっしゃいませ」
とか言い出しそうな雰囲気でさえあります。
いきなり行くのはどうも、と思う方はとりあえず電話してみましょう。
一人で悩むことが、一番の無策であり解決から遠のく所以です。
また、各都道府県にある労働基準監督所に相談することもできます。
地元の県や市に相談してみよう
県とか市町村でも相談窓口はあります。
「労働相談室」的な部署名が付けられた窓口がどこの役所にもあります。
所謂「お役所」なので結局労働局や労働基準監督所を紹介される可能性が高いと思われますが、それでも一人で悩むよりは取っ掛かりとしては相談する価値があるのではないでしょうか。
ブラックバイトユニオンに相談してみよう
ブラックバイトユニオンでは全国に300人の弁護士が控え、日夜学生やパート主婦の相談に乗ってくれています。
受付日時:10時〜22時(土日祝を含む毎日)
電話番号:03-6804-7245(相談無料・秘密厳守)
こちらへ電話すると言いたいことがまとまっていなくても相談員さんと話をしているうちにポイントが整理されてきます。
メールでの相談もできるようですので気軽に連絡してみてはいかがでしょうか。
ユニオンの実績
大手コンビニで給料が15分単位で支払われていたケースでは、経営者に過去の未払い賃金を支払わせたうえ、今後は1分単位で支払うことを約束させています。
また、神奈川県の学習塾で「コマ給」のみの支払いで授業時間以外の賃金が支払われてなかったケースでは、過去の不払い賃金を講師全員(講師約1千人に対して総計5千万円の支払い)を対象に支払わせています。
アルバイトをしているととかく問題にぶつかりますよね。
セクハラ、パワハラ、賃金が不当に安い、無理なシフト、サービス残業、不当な罰金・賃金カットなどなど。
そんな劣悪な環境を改善することもユニオンの折衝で可能になることがあります。
ユニオンで経営者と交渉して、シフトの回数を減らさせたケースや、罰金を廃止させたケースがあります。
また、セクハラやパワハラの事件で賠償金を支払わせたうえ、ハラスメント被害を防止する措置を約束させたケースもあります。
その他にも、深夜の割増賃金を法律通り支払うように改善させたこともあります。
とにかくバイト先に理不尽を感じたらユニオンに相談されるのが良いかもしれません。
このように全国の都道府県に労働に関する窓口は設置されています。
恥ずかしがらず、臆せず、積極的に相談してみましょう。
繰り返しになりますが、一人で悩んでいても何も解決しません
最後は泣く泣く辞めてしまうというケースも多いと聞きますが、その前に打つべき手はあるということを知っておいていただければと思います。
一人で悩んで遂にはうつ病になったり対人恐怖症になる人も多いと聞きます。
そのような事態になる前に早めに手を打つことが重要です。
アルバイトでも法律に則り雇用され、法の保護を受けることができるのです。
泣きを見ることだけは避けましょう。