ええ~、空前のペットブームだそうで。
新型コロナウイルスの影響もあり、自宅で過ごす時間が長くなったことも一つの要因らしいですが、やはり皆さん癒しを求めておられるってことでしょうか。
しかし、犬に限らずペットは勢いで買う、飼うものじゃありませんね。
事前に費用などを見積もっておかなければ思いのほか月々の出費が増えて飼育を放棄せざるを得なくなるなんてこともよく耳にする話です。
そこで犬を飼うにあたりどのくらいの費用を見積もっておかなければならないのか考察してみました。
犬を飼うための初期費用
まず、ワンちゃんをお迎えするにあたっての初期費用ですね。
ルートとしては
・ペットショップで購入
・保護施設からもらい受ける
・知人友人からもらい受ける
などの場合が考えられます。
ブリーダーさんやペットショップで買い受ける場合は当然そこそこの購入費用が必要になります。
犬種やサイズによってもまちまちですからまずはよく検討することです。
一般的にはトイプードル、チワワなどの子犬、柴犬(標準サイズ)の子犬で20万~30万程度でしょうか。
お迎えするにあたっての初期費用ですが、最低限必要な項目があります。
・市区町村への登録費用(初回のみ必須) 3,000円程度
・狂犬病予防注射(毎年) 3,500円程度
以上2点は義務です。
その他
・6種、8種、10種などの予防接種 8000円程度
・フィラリア予防薬 7~12カ月 1,000円程度/月
・ノミ、マダニ駆除薬 3,000円程度
・避妊手術 5万円程度
なども必要でしょう。
結構かかりますね。
そして環境整備として
ケージ・首輪・リード・餌入れなどです。
これらはピンキリです。
数千円で済ませることも可能です。
犬を飼うための月々の費用
次に毎月の費用ですが、主には
・餌
・おやつ
・トイレシート
・必要ならトリミング
くらいです。
餌もおやつもお金をかけようと思えばいくらでもかけられるでしょうが、そこそこのもので済ませようと思えば小型犬なら合わせて月に1万円くらいでしょう。
トイレシートもドラッグストアやホームセンターで購入すれば1袋1,500円くらいですね。
毛が伸びる犬種の場合、月に1度程度のトリミングが必要になります。
お店によりまちまちでしょうが、8,000円~1万円程度でしょうか。
これも必要に応じてですが、しつけ教室などの費用も考えておかなければならないかもしれません。
パピーの頃にしっかり躾けておかないと吠え癖、噛み癖、落ち着きのない子に育ってしまう恐れもあります。
犬の保育園などの費用もまちまちですが、月に1万~2万程度は見積もっておかなければならないでしょう。
こちらにまとめてみました。
あとは医療費ですね。
人間と同じですから病気もすればけがもすることもあります
そのときどれほど治療にお金をかけてあげられるかは事前に考えておかなければならないでしょう。
数万から病状、けがの程度により100万単位で費用がかさむこともあります。
それを考えればペット用の保険に入っておくことも必要でしょう。
とりあえず比較してみるにはこんなサービスもあります。
犬を一生飼うための費用
結局のところ、生涯ワンちゃんと共に過ごすのにはいくらくらい掛かるのでしょうか。
筆者は“自家用車1台を所有するくらい”と考えています。
購入費用は別として、月に2~3万円、年に30万程度、15年一緒に暮らすとして450万。
ざっくりとした見込み額です。(しかも小型犬の場合)
病院費用はいわば車検とメンテナンス・修理です。
車1台購入しようと思えば費用面でいろいろと計画を立てますよね。
ワンちゃんをお迎えするにあたっても、勢いだけでなく将来を想定した費用計画が必要であることは間違いありません。
ワンちゃんと共に幸せに暮らすため余裕のある計画を立てたいものです。