こんなお悩みをお持ちの方がいらっしゃいます。
11年間働いてきた職場を退職しようと思います。
同じオフィスで働いている後輩に問題があります。
強い香水の匂いを漂わせたり、朝の全体清掃を怠けたり、仕事中にネットサーフィンをしているのです。
それだけならまだしも、シフト表や重要な書類を期限内に提出しないことが毎月続き、その度に本社から叱責を受け、彼女の仕事を手伝わされることが増えてきて、辛くなってきました。
採用した上司は何も言わず、支店長も彼女を注意することなく接しています。上層部の対応も頼りなく、心が疲れ果ててしまいました。
他の社員はとても良い人たちなので、辞めることに未練もありますが、退職したほうが良いでしょうか?
以前書いた記事ですが、こちらもご参考に。
退職代行のやり方!トラブルを避け、失敗しないための6つのポイント
私ならこう回答します。
退職を考える気持ちは理解できますが、辞めるべきではないと思います。
まず、11年間も働いてきた会社で築いてきた経験と人間関係は大変貴重です。他の社員は良い人たちだとおっしゃっているので、支え合える環境があるのではないでしょうか。職場での信頼関係や実績は、新しい環境で一から築くのは容易ではありません。
次に、問題の後輩についてですが、彼女の行動が改善される可能性もあります。例えば、問題点を具体的にリストアップし、上司に対して改善を求める提案をしてみてはいかがでしょうか。上司が対応してくれない場合でも、人事部や労働組合など、別の支援を求める手段もあります。
また、後輩の行動があなたに直接的な負担をかけているのは確かに辛いことですが、それを乗り越えることで得られるスキルや経験もあるかもしれません。例えば、リーダーシップや問題解決能力の向上です。これらは将来的にキャリアをさらに発展させるために非常に役立つものです。
最後に、心の疲弊を感じているとのことですが、退職が唯一の解決策ではありません。職場のストレスを軽減するための対策を考えてみてください。例えば、定期的な休暇を取る、メンタルヘルスの専門家に相談する、リラックスできる趣味を持つなど、様々な方法があります。
総じて、退職は最終手段と考え、まずは問題解決のための行動を取ってみることをお勧めします。あなたの努力や工夫次第で、今の職場環境を改善できる可能性は十分にあります。
いずれにしてもひとりで悩まないことが肝要ですね。
まず、どなたかに相談してみましょう。