2020.4月の王様のブランチ「BOOK」ランキングまとめ

映画と違ってこちらは販売売上ですから何とかランキングが成立しているようです。

1	流浪の月
1	凪良ゆう/東京創元社
2	魔法科高校の劣等生（31）未来編
2	著：佐島勤イラスト：石田可奈/電撃文庫
3	素敵な日本人
3	東野圭吾/光文社文庫
4	鬼滅の刃　片羽の蝶
4	原作：吾峠呼世晴著：矢島綾/集英社JUMP j BOOKS
5	シャーク &Co.
5	デアゴスティーニ・ジャパン
６	鬼滅の刃　しあわせの花
６	原作：吾峠呼世晴著：矢島綾/集英社JUMP j BOOKS
7	ペスト
7	著：カミュ訳：宮崎嶺雄/新潮文庫
8	おこん春暦　新・居眠り磐音
8	佐伯泰英/文春文庫
9	AX アックス
9	伊坂幸太郎/角川文庫
10	世界一美味しい手抜きごはん　最速！やる気のいらない100レシピ
10	はらぺこグリズリー/KADOKAWA

注目は9位、伊坂幸太郎氏の「AX アックス」ですかね。

伊坂氏の作品は驚きの真相が隠されている場合が多いので読んでいてドキドキします。

本日は＃こんな時だからおすすめしたい本　を紹介していました。

うーん、あまり興味をそそられる本はないですね。

申し訳ないのですが・・・。

では年間100冊暇つぶし本を読む私からおすすめの1冊を紹介しましょう。

警察小説の第一人者横山秀夫氏のデビュー作

「ルパンの消息」です。

(アマゾンへ飛びます）

平凡なサラリーマン宅に突然現れた刑事たち。

有無を言わさず連行された彼は、高校時代に自殺した女性教師のことを執拗に質問されます。

当時の二人の悪友もそれぞれ別の取調室で同じ質問を受けていました。

彼らはなぜ今になって当時のことを尋ねられるのか、自問しながら刑事たちの質問に慎重に言葉少なに答えて行きます。

取調室という密室で徐々に追い込まれていく彼らの脳裏にやがて遠い記憶がパズルのピースのようにひとつずつ甦ってきます。

タイトルの「ルパン」は何を意味するのか。

「今」と「当時」を行きつ戻りつしながら物語全体は徐々にクライマックスへと向かいます。

デビュー作でこれだけの構成力を披露した横山氏は只者ではありません。

一気読み間違いなしの秀作です。

本日は2020本屋大賞作品が紹介されましたね。

2020本屋大賞　『流浪の月』凪良ゆう（東京創元社）

主人公・家内更紗は小学生の頃に、大学生の青年によって、誘拐される。約2カ月彼の家に「監禁」された彼女は世間で一躍有名人になってしまう・・・ふたりは再会してはいけなかった…？世間が反対しても、そばにいたい・・・

作者の凪良ゆうさんは滋賀県出身の女性でボーイズラブをお得意とした作家さんです。

その他のランキングは以下です。

私としては4位の「ノースライト」が気になります。

横山秀夫氏は警察小説の第一人者ですが、ちょっと変わったテーマで書くとどうなるか興味深いです。

本の紹介では「100日後に死ぬワニ」「＃ゴミ捨てろ」などSNSから書籍化された本を紹介しています。

「100日後に死ぬワニ」についてはいろいろと騒がれましたね。

SNSでは4コマ漫画で100日後に死ぬことが決まっているワニが如何に日々を平穏に、心優しく過ごして行くかが描かれていてとても評判になりました。

がその直後、この書籍化が暴露され

「なんだ、100日かけてのプロモーションだったのか」

と急にバッシングが始まったのです。

ま、作者と出版社の意図ははっきりわかりませんが、少しでも感動したのならそれでも良いのでは、と思ったりします。

ではランキングです。

１位	日向坂46ストーリー
１位	西中賢治/集英社
２位	YUI ARAGAKI NYLON JAPAN ARCHIVE BOOK 2010-2019
２位	新垣結衣/カエルム
３位	medium 霊媒探偵城塚翡翠
３位	相沢沙呼/講談社
４位	クスノキの番人
４位	東野圭吾/実業之日本社
５位	寺本莉緒１st写真集「CURIOSITY」
５位	講談社
６位	暴虎の牙
６位	柚月裕子/KADOKAWA
７位	乃木坂46与田祐希２nd写真集「無口な時間」
７位	光文社
８位	使える「語彙力」2726
８位	西東社編集部/西東社
９位	月の光　現代中国SFアンソロジー
９位	ケンリュウ/早川書房
１０位	ハイパーハードボイルドグルメリポート
１０位	上出遼平/朝日新聞出版