子供たちにとってはあまり得意ではないかもしれないアスパラガスですが、大人になるとその美味しさが分ってきたりしますよね。
でもあの穂先のようなブツブツって何なんでしょうか。
何となく気持ち悪いような、えぐいようなイメージってありませんか?
あれは「はかま」ですね。
そこでアスパラガスの「はかま」とおいしく食べるための保存方法などをまとめてみました。
アスパラガスの「はかま」って!?
みずみずしくて美味しいアスパラガス。3月~8月頃が旬だと言われています。
寒暖差が激しい今の時期にぴったりの食材ですね。
普段はじっくりと見る機会はあまりないと思います。
よく見ると、三角の形をしたものがたくさん付いていますよね。
これは「はかま」といいまして、漢字に直すと「袴」となります。
アスパラガスを人とすると、袴を履いているように見えることからこの呼び名が付いたそうです。
スーパーで購入する人がほとんどだとは思いますが、ここで選び方のコツをお教えします。
・穂先が締まっているもの
・全体的に太くて色が鮮やかなもの
・切り口がきれいでみずみずしいもの
この3点を知っていれば美味しいアスパラガスを見分けることが出来ます。
また、しわがあるものや色が茶色く変化したもの、切り口が乾燥しているものは選ばないようにしましょう。
アスパラガスの「はかま」は食べられる!?
調理をする際、レシピ本では取ってくださいと書かれているし、苦味もあるし食感が気になって取ってしまうことが多いと思います。
しかし、お待ちください!
この「はかま」の部分、日常生活には欠かせない栄養素があることをご存知でしたか?
実は、血圧を下げてくれる「アスパラプチン」そして、ストレスを軽減させる「ポリフェノール」が含まれてるいるのです!
ポリフェノールは赤ワインにも含まれていることは有名なので、聞き馴染みがあると思います。
ワインが飲めない人でもポリフェノールが摂取出来て、尚且つストレスを軽減してくれるなんて、いまの現代社会で働く人にとっては嬉しい効果ですね。
その他にも疲労回復効果のある「アスパラギン」や、妊産婦さんは摂取したい「葉酸」も含まれています。
アスパラガスは根元から先端まで栄養素のかたまりなのですね。
苦味もあるし食感も気になる方でも、こんな嬉しい効果がたくさんあると知ったら試してみる価値はあるのではないでしょうか。
「はかま」の取り方
それでもやっぱり苦手で食べられないという方に、「はかま」の簡単な取り方のポイントをご紹介いたします。
・根元から1センチ一番硬いところなので包丁で切り落とします。
・下から3分の1の部分をピーラーで薄く剥いていきます。
・中の白い部分が見えてきたら完了です。
たった3点これだけです。
先端の部分の「はかま」も気になる方は、小さめの包丁を用意して、刃先で下に向かって削ぐようにすると簡単に剥くことが出来ますのでお試しください。
アスパラガスの保存方法
実は、アスパラガスは鮮度が命の野菜です。
時間が経つにつれどんどん根元から硬くなってきてしまいます。
購入したら保存はあまり出来ないので早めに食べきることをオススメします。
とは言え、保存方法が無いわけではありません。
1.冷蔵庫に保存するときはビニール袋などに入れて立てて保存するようにしてください。
アスパラガスは横にすると穂先が起き上がろうとしてエネルギーを消費してしまうんですね。
そのため鮮度が落ちてしまいます。
牛乳パックや空き瓶などを利用して穂先を立てるようにしてください。
2.購入後すぐにさっとゆでてから冷凍しておくのもおすすめです。
かために茹でて、よく水気を切ってからシッパー付き保存袋に平らになるように入れてしっかりと空気を抜きます。
こうしておけば鮮度が長持ちし、1か月程度は保存できます。
また、味落ちすることもありません。
サラダやお弁当の彩にもアスパラガスは欠かせませんね。
マヨネーズを付けただけでも美味しく食べられます。
料理には重宝な食材です。