1969年2月にデビューし、日本の歌謡界に確固たる地位を築いたグループでした。
ムード歌謡を歌うグループは他にも東京ロマンチカやマヒナスターズなど多くありましたが、なかでもクールファイブは印象に残るヒット曲が多かったですね。
前川清さんの清冽な歌いっぷりが心に染み入りました。
前川清さんと言えばかつて藤圭子さんと結婚していましたが、僅か1年で離婚しています。
宇多田ヒカルさんが衝撃デビューしたとき、藤圭子さんの娘だということがわかり、すわ父親は前川清か、という憶測が飛びましたが、父親は藤圭子さんの再婚相手宇多田照實氏であったことが公表されました。
この夫婦もいろいろあったようですがここでは割愛します。
長崎は今日も雨だった
デビュー曲にして大ヒット曲でしたね。
メロディも馴染みやすく、歌詞も良いですね。
永田貴子(作詞)
彩木雅夫(作曲)
前川清さんの朴訥な歌いっぷりが印象的でした。
それに上手いですね、やっぱり。
今でもカラオケの定番です。
逢わずに愛して
いきなりのスター街道驀進でしたね。
3枚目のこの曲がオリコン1位を記録しました。
川内康範(作詞)
彩木雅夫(作曲 )
おお、作詞はあの川内康範さんですか。
“月光仮面”から“おふくろさん”まで名曲を数々世に送り出した先生ですね。
ついでに元奥さんの藤圭子さんが歌う「逢わずに愛して」もどうぞ。
逢わずに愛して(藤圭子)―YouTubeより
噂の女
これぞクールファイブの大ヒット曲でしょう。
と言ってもオリコン最高2位だったらしいです。
しかし、知らない人はいないという名曲でしょうね。
山口洋子(作詞)
猪俣公章(作曲)
作詞作曲もヒットメーカーですね。
前川節ここにあり、という感じです。
女の意地
関口宏さんの奥様である西田佐知子さんの往年のヒット曲をカバーした作品です。
西田さんの歌唱も色っぽくて良かったですが、前川さんもイイですよ~。
作詞・作曲 鈴木道明
ちょっと歌い方に癖がありますけど聴けます。
そして、神戸
しばらく低迷が続いていたのでもう終わったのかと思っていたらこの大ヒット曲の誕生でした。
魂の歌声でした。
千家和也(作詞)
浜圭介(作曲)
その後、阪神淡路大震災の鎮魂歌的に紅白歌合戦でも複数回にわたり歌唱しています。
いつもクールな前川清さんの絶唱です。
中の島ブルース
これはまた耳に入りやすいメロディでヒットしましたね。
ご当地ソングの定番になりました。
作詞:斎藤保
作曲:吉田佐
歌詞が上手いですね。
東京砂漠
マンションのCMソングとしてもおなじみですね。
都会の亡失感が感じられます。
作詞:吉田旺
作曲:内山田洋
実は、あなたがいれば生きていける、と前向きな歌になっているんですね。
作曲はリーダーの内山田洋さんだったんですね。