2020年2月27日更新しました。
日本中を悩ましい閉塞感で覆っている新型コロナウイルスですが、影響は各地に広がりスポーツ大会や観光地などにも及んでいるようです。
子供たちのみならず大人にも熱狂的なファンが多い東京ディズニーランドやディズニーシーはどうなのでしょうか。
閉園や休業などの恐れはあるのでしょうか。
東京ディズニーランド、ディズニーシーの対応
2020年2月27日現在、ディズニーの対応は以下のようになっています。
抜粋
2020年2月21日更新
・風邪のような症状のある方はご来園をお控えくださいますよう、お願いいたします
・パーク内のレストルームに消毒液をご用意しております。手洗いの際にご利用ください
・ご来園中に体調が悪化したり、気分が優れなくなった場合は、お近くのキャストまでお申し出ください
なお、1月28日(火)よりキャストもマスクを着用しております。
(出典:東京ディズニーリゾート公式HPより)
以上です。
「つまりは風邪のような症状のない方は気を付けていらしてくださいね。
手洗い、マスクなど感染予防は各自きちんと行いましょうね。
従業員も含めてね。」
と言っているのですね。
この時点では閉園も休業も考えていないということです。
とは言え、今後どうなるかは分かりません。
お出かけの際はぜひ東京ディズニーリゾート公式HPでお確かめください。
チケットの払い戻しはあるのか
同じく、公式HPを覗いてみますとチケットの払い戻しについては以下のように記載されています。
購入後のキャンセル、払い戻しはできません。ご了承ください。
ただし、ご指定の入園日・入園パークに来園できない場合は、一部のチケットに関して日付/入園パークの変更ができます。
(出典:東京ディズニーリゾート公式HPより)
抜粋も何もありません。これだけです。
つまり、この時点で特別にコロナウイルスによる影響で閉園や休業になることは想定していないということになります。
記載されているのはごく一般的なキャンセルや払い戻しについてのルールだけです。
ただ、後半の
「ご指定の入園日・入園パークに来園できない場合」
にコロナウイルスによる影響が当てはまるかどうかですね。
微妙なところです。
いずれにしても上記の2つの公式発表を見る限り、現時点で閉園や休業は視野にないということが分かります。
これももっともなことでしょう。
いくら夢を与えるとか、ファンタジーの世界へ誘うだとか言ってもディズニーも紛れもなく事業者なのですから。
利益を得なければ存続できない営利企業なのですよ。
何があろうと閉園も休業もしたくないというのが本音ではないでしょうか。
こんなことを書くとバッシングやら炎上やら賑やかしいことになって来るのですが、事実ですよね。
政府の対応
ディズニーランドやディズニーシーに限らず、今、リゾート業界は難しい局面に立たされていますね。
リゾート業ではありませんが、先に東京マラソンは一般ランナーの参加を取り止めました。
また、岡山県の総社市も「そうじゃ吉備路マラソン」について、市長が一旦は強硬開催を発表しておきながら、2日後には「苦渋の決断により中止!」と再度発表しました。
東京マラソンは自主的に一般参加を取りやめたのですが、総社市が決定を覆した理由は中止発表前日に政府からあるメッセージが国民に向けて発せられたからです。
その内容は要約すると
「人が集まる場所へ出かけるのは自己責任でね。また、イベント主催者はそのイベントが本当に必要かどうか再度検討してね。」
というものです。(曲解でしょうか!?)
こう言われると、万が一自分のところのマラソン大会がきっかけで新型コロナウイルス肺炎がパンデミックスを起こしたということになれば責任取れませんよね。
そりゃ、やめますわ。
政府はもう少し責任ある態度が取れないものでしょうか。
中止を勧告するならするで良いんじゃないかと思いますけどね。
政府自身が早くも責任回避の方向へ走っているのではないかと訝しげに思えてきます。
あくまで主催者側の判断と責任を浮き立たせようとする手法はいかがなものかと思います。
事業者にとっては死活問題
話は戻りますが、これがマラソン大会なら損失も一時のもの、また来年があるさと次に向かう気にもなれます。
ところが、イベントそのものを生業にしている場合にはそうも行きません。
入場者が減ればそれだけ損失が大きくなり、その状態が続けば続くほど経営が窮地に追い込まれることになります。
まさに、死活問題。
夢だの愛だの言ってられなくなります。
しかし、自分のところがパンデミックスの起点になるわけにはいかない・・・
今、「人が集まること」を事業成立の前提としている企業経営者は苦汁の日々を過ごしているのではないでしょうか。
ファンとしてはコロナウイルス禍が一日も早く終息し、安心して子供たちをディズニーランドやシーに連れて行ける日が来るよう願うばかりです。