TBSで始まった7年ぶりの「半沢直樹」、やはり面白いですね。
あまりにもくどいTBSの番宣には少々辟易としますが。
それはさておいてやはりドラマとしては興味深いものがあります。
舞台が銀行、証券会社などですから経済用語がかなり出て来ますね。
もともと原作者の池井戸潤氏が三菱銀行員だった経歴もあり、その作品は経済、金融などに関わるものが多いんですね。
こちらでも2作品ほど紹介しています。
追記:2020.8.16
「白井大臣」役、江口のりこさんの隠れた名作
第4話から登場し、5話では厳しい条件を銀行側に突きつける期待の国交大臣役を演じているのが江口のりこさんです。
1980年生まれの劇団東京乾電池所属の女優さんです。
東京乾電池と言えば、江本明さんやベンガルさんが立ち上げた劇団です。
高田純次さんもいましたね。
全くの余談ですが、東京乾電池がまだ有名じゃなかったころ、タモリさんの「笑っていいとも」に江本明さんや高田純次さん、ベンガルさんが出ていたんですよ。
若手でなんでもギャグをやる若手劇団員という立ち位置でしたね。
当時から面白かったですよ、彼らは。
で、江口のりこさんですが、存在感のあるバイプレーヤーとしてファンが多いんですよ。
そんな彼女にあまり知られていませんが隠れた代表作があります。
(筆者が勝手に思ってるだけですが。)
その作品は
「戦争と一人の女」
2012年、井上淳一監督
です。
坂口安吾の短編小説をもとに映像化された作品ですが、作中で江口さんは淫乱かつ不感症の女で戦地帰りの虚無的な男と不条理な同居生活を続けるというかなり複雑な心理を持った女性を演じています。
作中で江口さんは激しい濡れ場を幾度となく演じています。
むしろそればっかりの映画と言ってもいいくらいですね。
しかし、鑑賞後はやはり戦後の混乱と廃墟の中ではそういう生き方もあったのかなというリアリティを感じたものです。
機会があればぜひ一度ご覧になってみてください。
あ、もちろんR指定ですよ。
「半沢直樹」に出てきた経済用語キーワード
今までドラマの中で出てきたキーワードです。
新株発行
会社が資金調達する方法には銀行などからの借り入れと増資という方法があります。
会社設立後に新たに株式を発行してお金を集める方法が新株発行ですね。
資金調達を目的としない新株発行もあるのですが、こちらは主に株式分割や株式の無償割り当て、会社の合併等で株式を発行する場合で、特殊の新株発行と言われています。
で、この新株の引受先(お金を出して買い取ってくれるところ)がホワイトナイトと呼ばれるんですね。
日本語にすれば「白馬の騎士」です。
颯爽と現れて助けてくれる良い人というイメージでしょうか。
これに対して敵対的買収を仕掛けてくる企業をブラックナイトと呼ぶ場合もあるようです。
企業のM&Aには想像を絶するドラマがあるようで、これも池井戸作品の深みを出す要素でしょう。
それはそうと、もし見逃してしまったときはParavi(パラビ)という動画配信サービスが便利です。
こちらでゆっくり観ることができますよ。
TverもいいんですがCMがウザいですからね。