私、実は面白い本しか読みません。
買ってはみたものの面白くない、と感じたら後は読みません。
そこで、最近読んだ本の中から「面白かった!」と自信を持って言える本を紹介します。
お暇なら読んでみてください。
久坂部羊
「神の手」
外科医の白川はある末期ガン患者を安楽死させた。殺人か過失致死かを巡って白川の周りで議論も巻き起こるが、得体の知れない力もはたらく。
久坂部氏の医療小説は引き込まれますね。
上巻446頁
下巻410頁
奥田英朗
「オリンピックの身代金」
昭和39年、東京はアジア初のオリンピック開催を控えて熱狂に包まれていた。そんなおり、警察幹部宅を狙った連続爆破事件が発生。
犯人の狙いはオリンピック開催を妨害することだった。
雫井脩介
「殺気!」
486頁
女子大生のましろはある異常な体験の後、他人の殺気を敏感に感じ取るようになってしまった。
そんなおり、街で起こった女児誘拐事件にましろは巻き込まれていく。
「ビター・ブラッド」
親子で捜査一課の刑事。しかし、息子は父親を忌み嫌っていた。やがて、彼らの属する一課の係長が何者かに殺される。刑事たちは互いに疑心暗鬼に駆られ、捜査は暗礁に乗り上げる。
「虚貌」
上巻346頁
下巻356頁
21年前に運送会社社長夫婦が惨殺され、娘もやがて自殺。犯人グループは捕まったが、主犯とされた男は嵌められていた。やがて出所した男の周りで凄惨な事件が起きる。
東野圭吾
「天空の蜂」
超大型ヘリコプターを奪取した犯人は原子力発電所の真上にホバリングさせ、政府に対し驚愕の要求をする。
622頁
映画にもなりましたね。
「ダイイング・アイ」
雨村はある日、何者かに襲われ重症を負う。犯人はかつて雨村が交通事故で死なせた女の夫だった。人形職人だった夫は恐ろしい罠を仕掛けてくる。
408頁
「片想い」
学生時代の女友達が10年ぶりに現れた。男となって。しかも殺人を犯したと言う。
614頁
「パラレルワールド・ラブストーリー」
親友の恋人はかつて自分が一目惚れした女性。ある日、目を覚ますと彼女は自分の隣に寝ていた。
記憶と現実に揺れ動く主人公は。
443頁
薬丸岳
「神の子」
少年院でのIQテストで天才の評価を得た主人公が表と裏の世界に翻弄される。如何に生きるべきか。
上巻 559頁
下巻 557頁
池井戸潤
「七つの会議」
484頁
ありふれた中堅メーカーを舞台に繰り広げられる不可解な人事と親会社との対立。池井戸潤お得意のサラリーマン一揆的物語です。
「架空通貨」
455頁
ある町では「円」以上に価値を持つ似非通貨が流通していた。経済、金融の仕組みを分かりやすく織り入れながらスリルとサスペンスが展開されます。