「新・情報7days」2021.3.20放送で取り上げられていた
Z世代
なる言葉、いったい何なんでしょうかね!?
昭和、テレビっ子世代の筆者としては妙に引っかかりました。
ま、見てたら何となくはイメージできたのですが、ひょっとしてこれを知っていなければ若い人たちとの会話についていけないのではないかと思い、自分なりに調べてみることにしました。
Z世代とは!?
そもそもマーケティング用語だそうです。
ZがあるならXがあったりYもあるのか、と思っていたら、あ、やっぱりあるんですね。
ここで整理するとマーケティングにおいてターゲットを属性で分類することはよくありますね。
その手法で多いのがやはり世代分類かと。
それによると第二次世界大戦後の消費者は以下のように分類されるんだそうです。
1928 – 45 年ごろの生まれー伝統主義世代
1945 – 64 年ごろの生まれーベビーブーム世代
1965 – 80 年ごろの生まれーGeneration X(X 世代)
1980 – 95 年ごろの生まれーGeneration Y(Y 世代)
1995 年以降の生まれーGeneration Z(Z 世代)
日本でも「~世代」という言葉はよく使われますよね。
団塊の世代、バブル世代、団塊ジュニア世代、ゆとり世代・・・
その時代の背景を端的に表現しているのかなと思いますね。
ここでZを理解するにはそもそものXを紐解かなければならないでしょう。
「X世代」という言葉を最初に使ったのは写真家のロバート・キャパ氏とのことです。
自身の著作タイトルに“未知の世代”という程度の意味合いで使われたそうですよ。
何となく分かりますね。
「ドクターX」だとか「Xデー」とかで、「X」は未知の人物や日にちを表しますもんね。
その当時の大人からすれば若者は「未知」だったんですね。
ま、それを言えばいつの時代でも大人にとって若者は“得体のしれない未知の人類”なのかも知れませんが。
そのX世代(1965 – 80 年ごろの生まれ)の次に誕生したのがY世代(1980 – 95 年ごろの生まれ)であり、その次(1995 年以降の生まれ)だからZ世代と呼ばれているんですね。
従って「Z」の文字自体にはさほど意味がないということが分かりました。
Z世代の特徴
ついでですからZ世代の特徴についてもちょっと勉強してみました。
大きな特徴はデジタルネイティブであるということですね。
要は、生まれながらに自然とデジタルに馴染んでいると。
ネット環境、スマホは当たり前、ありとあらゆるデジタル機器に囲まれて育っている世代ということですね。
コミュニケーションツールにSNSは欠かせない世代です。
そして環境問題に関心が高い、個性を追求するという特性を持っていると言われています。
Z世代とミレニアム世代との違い
Z世代のひとつ前に実はミレニアム世代と称される人たちがいます。
Y世代(1980 – 95 年ごろ)とほぼ同義語らしいです。
ミレニアムとはミレニアル(2000年)に由来する言葉なんですね。
ミレニアルでプレミアムってことでしょうかね!?
ミレニアル・・・流行りましたね、そう言えば。ミレニアルビールとか。
この2000年を境にインターネットの急速な普及、デジタル機器の発展、浸透がなされ、そのメリットを最大限に享受してきたのがミレニアム世代です。
ですからY世代の中でも一部、時代に乗り遅れデジタルデバイスを使い切れていない人たちは厳密に言うとミレニアム世代ではないのかなと解釈しました。
Z世代の次は何世代!?
こうなると気になるのは次は何世代と呼ばれるのか、ですよね。
マーレの世界では早くも決定しているらしいですよ。
その名も
α世代(アルファせだい)
ですって。
2010年代初めから2020年代中頃にかけて生まれる世代で、2030年代から2040年代頃に社会人として活躍する世代だそうです。
Zの次はギリシャ文字の最初に当たるαからスタートということだそうです。
ま、そんな定義はどちらでも良いですが、いつの時代も若い人たちは大人たちにとって未知の世代であることに違いはありませんね。