2019年12月17日更新
白血病の治療で入院していた水泳の池江璃花子選手が本日、退院したとのニュースが飛び込んできました。
2024年のパリ五輪を目指すという力強い直筆のメッセージが公表されていました。
とりあえずは今後も体調に気を付け、ゆっくり養生していただきたいと思います。
競泳日本期待の星、池江璃花子選手がTwitterで自身が白血病であることを公表しました。
衝撃的なニュースに思わず声を上げた方も多いのではないでしょうか。
現在、2019年2月。
東京オリンピックは1年半後に迫っています。
もちろん彼女の身体は心配なのですが、同時にオリンピックはどうなるのかと懸念される方も多いでしょう。
今回、詳しいことは発表されていませんが、白血病の症状、治療方法、期間について調べてみました。
白血病とは
白血病とは血液のがんと言われる病気です。
おおよそ4タイプに分類されます。
がん化した細胞のタイプから「骨髄性」と「リンパ性」に分けられ、さらに病気の進行パターンや症状から「急性」と「慢性」に分けられます。
1急性骨髄性白血病
2急性リンパ性白血病
3慢性骨髄性白血病
4慢性リンパ性白血病
今回の池江選手がどのタイプかはわかりませんが、いずれにしても困難な病気です。
急性の場合の症状としては貧血、だるさ、感染症にかかりやすい、出血しやすい、リンパ節の腫れ、関節痛などが自覚症状として現れるようですが、慢性の場合は自覚症状もなく、定期健康診断などで見つかるということも珍しくないようです。
白血病の治療法、期間
白血病の治療法としては
(1)抗がん剤(点滴、内服)
(2)骨髄移植
(3)輸血
があります。
(1)の点滴による抗がん剤治療では、1カ月ほどの入院治療を何回か繰り返し行う必用があります。
治療と治療の間に一時退院することもできるようですが、長い闘病生活を強いられることになります。
治療の結果が思わしくなく再発してしまうとさらに抗がん剤治療が必用となります。
(2)の骨髄移植は唯一白血病を完治させることの出来る治療法ですが、準備期間と移植してからの治療期間を合わせて、少なくとも3カ月近くは入院することになります。
その後は、定期的に外来を受診する必用があります。
また、骨髄移植にはドナーの問題もありなかなか思うように進まないという実体があるようです。
(3)の輸血に至っては症状の軽減、一時回避的な意味合いが強く根治には至らないようです。
オリンピックに間に合うのか
池江選手のような人の何倍も身体を鍛え、健康そのものに見える人でも白血病という困難な病気にかかってしまうのですね。
もちろん、彼女の回復を願って止みませんが
果たして2020東京オリンピックには間に合うのでしょうか。
上記で見てきたようにいずれの治療法も相当の期間が必用となるようです。
その後のリハビリ、トレーニング再開と順調に進んでも厳しいかもしれません。
今回のニュース、日本中いや世界中に衝撃をもたらしました。
一日も早い彼女の回復を期待するばかりです。