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村田 英雄ー昭和・平成から令和に残したい名曲

世情

村田 英雄(むらた ひでお)さんは1929年生まれ。
浪曲出身の演歌歌手です。
本名、梶山 勇。

2002年に亡くなるまで男っぽい歌と浪曲で鍛え上げた声で数々のヒット曲を飛ばしました。

無法松の一生

吉野夫二郎(作詞)
古賀政男(作曲)

岩下俊作の小説を題材にした曲で村田英雄さんの出世作ですね。

もともと舞台や映画で世間によく知られた内容を作曲家の古賀政男が歌謡曲風に作ったものです。

この動画は「度胸千両入り」と言われるもので、もともとの楽曲の間に浪曲風の聞かせ部分があります。
必聴です。
無法松の一生ーYouTube

「無法松の一生」は福岡県小倉(現在の北九州市)を舞台に、荒くれ者の人力車夫・富島松五郎(通称無法松)と、よき友人となった矢先に急病死した陸軍大尉・吉岡の遺族(未亡人・良子と幼い息子・敏雄)との交流を描いた作品です。

無鉄砲で乱暴者ですが、未亡人へのほのかな恋心を抱くなど純な一面もあり憎めない人物像ですね。

古い、などと言って食わず嫌いしていると貴重な昭和文化に触れるチャンスを逃してしまいますよ。

王将

西條八十(作詞)
船村徹(作曲)

こちらも大変ストーリー性に溢れた作品です。

あすは東京へ出ていくからにゃ~
なにがなんでも勝たねばならぬ~

浪速の将棋指し坂田三吉を歌った曲です。

まさに吹けば飛ぶような将棋の駒に命を賭けた男の一代記ですね。

王将ーYouTube

破れ長屋の貧乏暮らしにも関わらず、終生のライバル関根金次郎と対局するために東京と大坂を往復する姿には執念が感じられます。

三吉の女房、小春の献身振りも有名ですね。
実名はコユウというらしいですが、映画などでは小春さんですね。

夢と野望に賭ける男の気概がひしひしと伝わってくる熱唱です。

夫婦春秋

作詞:関沢新一
作曲:市川昭介

こちらは村田英雄さんお得意の「夫婦物」のなかの名曲です。

豪放磊落な男が恋女房を慕う歌ですね。

さげた手鍋のその中にゃ
あすのめしさえ なかったなぁ おまえ~

夫婦春秋ーYouTube

若気の至りで飛び出した若い夫婦がこれから手を取り合って人生を歩んで行くのだなと想像させる歌です。

良い歌ですよ~。

人生劇場

作詞:佐藤 惣之助
作曲:古賀 政男

時代はまたちょっと遡りますが、これもドラマチックな歌唱です。

吉良の仁吉という渡世人を歌っています。

人生劇場ーYouTube

仁吉は18歳から3年間を清水の次郎長の下で過ごし、次郎長と兄弟の盃まで交わす仲になりました。

その後、生まれ故郷の吉良に戻り自分の一家を興しましたが、かつて次郎長が世話した人物が窮地に陥り、その助けのため決闘に乗り出し命を捨てたという義理人情の塊のような男でした。

その仁吉の人生を独特の村田節で歌い上げています。

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